地 鎮 祭
    
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1.地鎮祭の準備
 神官への依頼や式場の準備などはあらかじめ工務店に頼んでおくと良い。 また、少なくとも1週間くらい前には日時を決定しておき(日取りは大安などの 吉日を選び午前中にとりおこなうことが多い)、式場の場所・建主・ 施工者・設計者の氏名・当日の参加者の人数などを神官側に伝えておく。 
 式の所要時間は約30分くらいです。出席者は建主とその家族、 設計管理者、施工者などである。住宅工事の場合は平服が多く、工事関係者は 作業服姿で出席するのが普通である。
2.式次第と進め方
 式次第は地域ややり方にもよるが、一般的に次のようになる。 
1. 手水の儀(てみずのぎ)
 入口に用意された手水桶(ちょうずおけ)から柄杓で水を注ぎ、手を洗い、 口をすすぎ、白紙で手をふく。住宅の場合省略されることの方が多い。右の写真は、神主さんが入場されるときの風景です。 
2. 着座(ちゃくざ) 
テキスト ボックス: 配列は、祭壇に向かって、右側が、施主・設計者その関係者、左側が、施工者関係が、着座します。
3. 修祓(しゅばつ)    神官によるお祓い。 
4. 降神(こうしん) 
5. 献饌(けんせん) 
6. 大祓詞奉唱(おおはらいしほうしょう) 
7. 祝詞奏上(のりとそうじょう) 
8. 清祓(きよはらい) 
9. 地鎮の儀(じちんのぎ) 
a.苅初の儀(かりそめのぎ)−カマ、設計者が行う
b.穿初の儀(うがちぞめのぎ)−クワ、施工者が行う
c.地曳の儀(じびきのぎ)−スキ、建主が行う
10. 玉串奉奠(たまぐしほうてん) 
11. 撤饌(てっせん) 
12. 昇神(しょうしん) 
13. 退下(たいげ) 
 この間、起立、礼、着席を繰り返すが、その都度、司会者もしくは神官から 指示があるのでそれに従えば良い。 
 着席位置は、建主が神壇に向かって右側最前列(神官のすぐ向い側)、家族・関係者が その後へ続く。建主の左側には設計者、更にその左側に施工者がそれぞれ最前列に座り、 その関係者が後に続いて着席する。 
3.神饌物
 地鎮祭のときに必要となる神饌物は以下の通り。 
1. お米(大皿1ぱい)  5. 山の幸(葉付き野菜)  9. 菓子 
2. 御神酒  6. 旬のくだもの  10. 玉子 
3. 鮮魚(鯛小は2匹)  7. 塩(中皿1ぱい)  11. お供え(鏡餅) 
4. 海の幸(こんぶ・わかめなど)  8. 水(コップに1ぱい) 
さらに、盛り砂祭壇も必要となる。 
4.儀式の実際
 地鎮祭の中で、建主や家族が自身で行う必要があるのは次の項目である。 
1. 地曳の儀
 鍬(くわ)入れの儀とも呼ばれ、神官から建主が鍬を受けて、 神壇の前に用意されている盛り砂を三度掘るしぐさをする。 実際には建主が鍬を使い、施工者はスコップを使って鍬入れをする例が多い。 
2. 玉串奉奠
 玉串(さかきの枝に紙垂(しで)を付けたもの)を建主、設計者、施工者の 順に神壇にささげる。 
1. 神官から葉先が左手、元が右手になるように渡されるので、 そのまま神前に進み一礼する。
2. 次に玉串の葉先を前方に向けてから、先を右に回し ながら元を神前に向ける形にして、玉串案(台)の上へ供え、 一歩下がって、二拝・二拍手・一拝の形で礼拝する。
3. 最後に、神官や参列者に軽く一礼をして自席に戻る。 
 ここで、二拝・二拍手・一拝とは、神道特有の礼拝で、まず二回続けて最敬礼をし、 次に二度拍手をうち、最後に一回最敬礼をすることをいう。 
 儀式が終わると、御神酒で神官を中心に皆で乾杯をする。 
 直会(なおらい=宴)をする場合は、ビール、ジュースなどの飲み物や簡単なおつまみを用意する。 直会の前に建主、設計者、施工者からあいさつがある場合が多い。 
 地鎮祭が終わった後、建主、設計者、施工者が一緒にご近所にあいさつして回る。その際、建主は 菓子折など、施工者は手拭いなどを配る例が多い。
5.地鎮祭にかかる費用
 地鎮祭にかかる費用は 
神官へのお礼(初穂料):1万円くらい 
御神酒、米、塩、山の幸、海の幸などの神饌物:1万円くらい 
工事関係者の代表者数人に渡すご祝儀 
等を合計すると、総額2〜3万円程度である。
最終更新日:2007.1.18